非常用照明をLEDへ

 

みなさん、こんにちは。

2021年3月施工の案件を紹介させて頂きます。

高齢者施設の埋込ダウンライト非常用照明器具をLEDの器具に交換させて頂きました。
今回の交換は施設の一部の非常用照明器具で、定期点検でNGだった器具が対象です。
非常用照明器具の点検は、建築士さんの業務ですので設計事務所からのご依頼も多いですね。

対象の既設照明は、埋込穴径Ф200㎜3台 埋込穴径φ150mm9台の計12台。
比較的新しい機種ならバッテリーだけ交換という手もあるんですが、何十年も前の器具なので交換です。

ここで、大切なことですので非常用照明器具について説明をいれさせていただきます。
※パナソニックさんのHPを引用させていただきました。
1.非常用照明器具
非常用照明器具は、マーケット・病院・劇場・ホテルなど多数人の集まる場所で、火災その他不慮の事故で停電したとき、居合わせた人々を速やかにかつ安全に避難できるように、室内や通路を照らし出す照明器具です。

2.非常用照明器具の基本要求機能
1 照明器具
(1)直接照明で、床面において水平面照度で1lx(蛍光灯の場合は2lx)以上確保できること(地下街の地下道は10lx以上)
(2)常用電源が保たれた時、予備電源により即時点灯する光源を有すること。
(3)周囲温度の40℃の雰囲気の中で30分間点灯を維持できるものであること。
(4)照明カバー、その他付属するものを含み、主要な部品は不燃材料にて造り、または覆うこと。

※続きは、https://www2.panasonic.biz/ls/lighting/plam/knowledge/document/0311.html#kanrenlink

上記のように、非常用照明器具は非常時に大変重要な役割を担っています。同じような意図で、誘導灯(白×緑で人が走ってるイラストの出入口の上に設置されているやつ)という器具があります。
2つは、同じような意図で設置されていますが定める政令は分かれていて、非常灯は建築基準法、誘導灯は消防法で定められていますので、誘導灯の点検は消防設備士さんの業務です。
※三菱電機さんのHPで分かりやすい資料を見つけました。 https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink/ssl/wink_doc/m_contents/doc/FREE_PARTS/mlf_catalog_emergency.pdf?_fsi=3R1pJGpZ

どちらも、かなり細かいところまでルールがありまして、違反となると最悪、罰金や懲役になるようです。
人命に関わることですので、罰則に関係なく施設などを管理される立場の方は知っておかなければいけないルールですね。

ちなみに、蓄電池(バッテリー)には寿命があって4~6年とされています。
照明器具本体の適正交換の時期は、8~10年で耐用の限界は12年とされているようです。
LED非常灯に交換すると球切れの心配は、ほぼ無くなりますが蓄電池内蔵型の電池は変わらずニッケル水素のようですね。

施工前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

器具を外すと、かなり古いものや途中バッテリーのみ交換したであろう物など、いろいろなパターンがでてきました。1枚目は2006年製、15年前の製造で耐久年数を少し過ぎましたね。

 

 

 

 

 

 

 

2枚目は、なんと1992年の製造です。もはや骨董品、プレミアかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

施工後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近の器具はバッテリー充電後(約48時間)は、機種によってはリモコンで動作確認できますが、設置後すぐはリモコンで動作確認できないので、2日後に再度、現地に行って動作確認して完了です。

おしまい

 

LED非常用照明器具のご相談は、ビーグルにお任せください。

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